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英霊に敬意を。日本に誇りを。

守るべきもののために、そして愛する人のために戦う。
生きとし生ける全ての中で、人間だけに備わっている資質と言えましょう。

ある防人は誰かの夫であり、また父であったかも知れない。
あるいは恋人、兄弟として戦地に赴いた方もいたことでしょう。
壮年や青年に関わらず、一人ひとりは間違いなく誰かの息子であり、
産んでくれた母がいた。
そして、誰もが生まれ育った街を背負っていた。
  
戦うために戦うのではなく、誰かを、何かを守るために覚悟をもって戦う。
そうして散華された防人たちは英霊となり、現在もわが国の安寧と繁栄を
静かに見守ってくれています。

 若き兵士たち

偕行社が掲げるメッセージには、そうした英霊への感謝と、これからも
わが国、日本が日本であり続けるための決意が込められています。
 
英霊に敬意を。そして、日本に誇りを。
私たち偕行社は、これからも英霊への敬意を次代に継承して参ります。 

君よ桜花に一掬の涙を注げ

2012年に靖國神社・遊就館で開催された特別展示「大東亜戦争70年展Ⅰ」。
主題を飾った画家・北御門夏恋氏の日本画、そして脚本家・井沢満氏による跋文を、
それぞれの諒解をいただき再掲いたします。

 
戦があり、いくつもの別れがありました。
防人(さきもり)たちの別れの言葉がそれぞれにありました。
 
 
「妻よまだ見ぬ我が子よ、行ってきます。
 生来不器用にして、はかばかしい言葉は残せぬが、
 つきせぬ想いは胸に張り裂けるほど。
 妻よ、君のために、生まれ来る小さき命のために、
 緑の故郷を背に荒野(あらの)へと向かいます。
 親を頼む。子を頼む」
 
 
 
「君に秘めた想いを告げぬまま、僕はあの大空を目指します。
 無骨な戦闘服に包んだ思いのやわらかきを君よ知るや。
 さようなら。ありがとう。君に逢えてよかった。
 逢えなければ 僕は恋を知らぬままだった」
 
 
 
「ふたりきり寄り添って生きてきた妹よ、人形をありがとう。
 小さな手でこしらえた人形は戦闘服の背中にひっそり
 縫い付けようね。
 特攻する時に君の人形がこわがらぬように。嫁ぐ姿を
 父親がわりに見られぬ兄を許しておくれ。
 幼き妹よ。泣くな。元気で幸せに生きておくれ」
 
 
 
「拝啓母上様。笑顔でうち振る日の丸の、小旗のその陰で、
 胸のうちなるすすり泣き、わたくしは聞いていました。
 生んでくださってありがとう。
 あなたに頂きし命ゆえ、あなたを護るために使います。
 息果てるその間際には、母上様の名を叫びましょう。
 お母さん!と」
 
 
 
「国に次の花咲く春にはもういません。
 桜吹雪の花影に、こんな男がいたことを思い出してください」
 
 
 
御国(みくに)を護(まも)るは、大切な人々を護ることだと信じた。
日出ずる国の民の誇りを胸に行ってきますと手を振った。
 
 
靖国で逢おうね。
 
 
ほろほろと、薄桃色に煙りながら散る、ひとひら、また、ひとひら。
花びらの身じろぎに防人(さきもり)たちの声が聞こえるような。
散った命を惜しむのかなつかしむのか、花は散る散る靖国の庭に。
 
 
 
散華(さんげ)の頃は思い出してください、今なお遠き異国の氷雨に打たれ、
祖国へ帰る日を待ちわびる防人たちが横たわっていることを。
 
命絶える時、彼らが虚空に差し伸べた手が掴んだものはきっと愛。
 
泥土(でいど)の道に倒れ伏し、わたし達のしあわせを防人たちは願った。
 
 
雨が降り注ぎ、風が吹き抜けた。
雪が防人を覆った。そこには何事もなかったように。
 
季節めぐり花の扉がまた開いたら、君よ舞い散る桜のひとひらに
一掬の涙を託してください。


「祖国」北御門夏恋
「祖国」北御門夏恋

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