About 偕行社について~目的と事業概要、これまでの歩み~

理事長よりご挨拶 -ホームページをご訪問の皆様へ-

明治10年の創立以来、歴史と伝統を誇る偕行社は、国家存立に枢要な軍事の任にあたる将校の修養・研鑽と親和・団結の場でありました。そのことは現在においても変わっていません。現在は陸軍将校であった者と陸上自衛隊の幹部自衛官であった者を主たる会員として偕行社は構成されていますが、陸軍将校であった会員は高齢化かつ減少し、これまでの偕行社の使命や伝統は元幹部自衛官の会員に引き継がれつつあります。
平成23年2月1日、偕行社は、内閣総理大臣により、公益財団法人として認定されました。公益法人化に伴い、「英霊に敬意を。日本に誇りを。」を理念として、新しい時代に向けて更にその社会的使命を積極的に果たす基盤が築かれ、戦没者・自衛隊殉職者等の慰霊・顕彰、日本の安全保障問題に関する建設的提言、自衛隊に対する協力など偕行社の果たす役割は益々重要となって参りました。
偕行社は、陸上自衛隊修親会の「OB会」としての機能を果たしていきたいと考えています。まだ入会されていない方は是非入会され、会員相互の親交・研鑽のみならず、戦没者・自衛隊殉職者等の慰霊・顕彰、安全保障に関する提言、自衛隊に対する協力などの活動に一役買っていただきたいとご期待申し上げ、ご挨拶といたします。
 
平成30年6月
公益財団法人偕行社理事長 森 勉
偕行社理事長 森勉

偕行社の目的

 公益財団法人偕行社は、安全保障等に関する調査・研究・提言及び普及、陸上自衛隊等に対する必要な協力、英霊の慰霊顕彰及び自衛隊殉職者の追悼等並びに地域社会活動に対する協力等を行い防衛基盤の強化拡充を図り、もってわが国の平和に関する国政の健全な運営の確保に寄与することを目的としています。
 

偕行社の事業

偕行社は上記の目的に資する各種事業を展開しております。
1 安全保障等に関する調査・研究・提言及び普及
2 陸上自衛隊に対する必要な協力
3 英霊の慰霊顕彰及び自衛隊殉職者の追悼、戦没者の遺骨収集並びに自衛隊殉職者遺族の援護
4 地域社会活動に対する協力及び国内外の友好団体との交流
5 集会施設等の運営
6 図書等及び物品の販売
7 会員の研鑽と親交
8 その他この法人の目的を達成するために必要な事業
これらの事業は、日本全国及び海外において行うものとします。

History 偕行社の歴史

1 創設から終戦まで

明治10年(西暦1877)2月15日、当時約3000人に及んだ陸軍将校の一心同体を目指し、会合の場所として東京の九段上に集会所が設置されました。これが偕行社の創立であり、実に西南戦争の僅か前の出来事です。
後に各師団所在地にも偕行社が拡充されていきました。その結成は、現在の陸上自衛隊幹部の「修親会」や航空自衛隊幹部の「幹部連合会」と同じように、陸軍将校の修養研鑽と団結が主な目的でした。

明治初期の偕行社
(明治初期の偕行社)


「偕行」の意味は「共に軍に加わろう」ということで、詩経・無衣の篇・第3章(BC900~BC700)の次の漢詩から採用したものといわれています。
 修我甲兵(鎧、打ち物、うちそろえ)
 與子偕行(二人でいこう その時は)
 あに衣なしといわんや (着るものがないと言うものか)
 なんじと裳を同じくし (君とズボンを共用してでも)
 王ここに師を興さば  (王が軍を発起すれば)
 我が甲兵をととのえて (自分の鎧と兵器を整えて)
 なんじと偕に行かん  (君と一緒に行こう)


昭和初期の偕行社

(昭和初期の偕行社)
 

偕行社は、このように陸軍の部隊駐屯地外の集会所としてスタートし、将校たちの会費によって運営され、財団法人として発展してきました。
各地の偕行社は宿泊施設を備え軍装品(礼装等の制服類、軍刀、拳銃等々)などを販売し、自衛隊における共済組合のような機能も発揮し、更に大阪や広島の偕行社においては、附属中学校や小学校まで経営し地域子弟の徳操にも務めていました。
しかし、偕行社は敗戦によって解散を余儀なくされます。

2 戦後の偕行社発足から平成まで

戦後、昭和26年(西暦1951)頃から、有志が集まって再建の動きが起こり、昭和27年8月に偕行会が発足、昭和32年(西暦1957)に、陸軍関係の戦争犠牲者の福祉増進と会員の親睦を目的とする財団法人として12月28日、現「偕行社」の設立が認可されました。

偕行社における戦争犠牲者とは、戦傷病者及び戦没者遺族等を指しています。主として遺族に対する授産・育英・結婚相談等を事業として実施してきましたが、戦後年数が経ち戦没者の子弟も熟年期に入り、偕行社は転換期を迎えつつあります。

社屋の場所には幾つかの変遷があり、昭和34年に靖國奉仕会(旧名称:国防婦人会)から土地・建物を寄贈されJR市ヶ谷駅の南側、千代田区五番町12番地に所在していました。
昭和63年にこの建物土地を売却し、九段の社屋(千代田区九段南4-3-7、翠ビルの2・3・4階を借用)へと移転しました。平成26年には2階部分を返還し、3階と4階の2フロア体制となりました。
 
五番町時代の偕行社

(戦後、多くの会員に親しまれた五番町会館)

九段時代の偕行社

(平成期を支えた九段・翠ビル)

3 平成から令和、そして未来へ

平成13年から、主として陸上の幹部自衛官であったものを正会員に加え、新たな偕行社へと向かう事が決まりました。
また、平成19年には、防衛省と厚生労働省の共同所管の財団法人となりました。その後平成23年2月1日をもって公益財団法人「偕行社」として認定され現在に至ります。
令和3年4月現在における会員数は元幹部自衛官約3500名を含む約4500名であります。
偕行社は、毎月定期刊行誌「偕行」を発行しており、その内容は会員の投稿による戦史回顧や随筆などのほか、各同期生等の親睦を深めるための別冊「花だより」等を含めた約80ページの機関誌で、全会員のほか図書館、自衛隊の主要部隊及び学校等に配布しています。
また、常置委員会、特別委員会を組織し、各種の事業活動を行っています。
 
そして令和3年8月、改元後初の事務所移転を行ないました。

現在の偕行社1
現在の偕行社2
現在の偕行社3
(新社屋外観。建物正面には市ヶ谷台の通信塔が望めます)

 
あわせて当ホームページもスマートフォン対応やSNSを主とした新時代の広報手段としてリニューアルを実施、最新の情報をお届けして参ります。 

4 公益財団法人偕行社 公式SNSアカウント

偕行社では各種SNSアカウントで広報発信を行なっています。
ぜひともフォローいただき、皆さまの周りにもお知らせいただけると幸いです。
 
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